どうも興奮気味で、フェリーで深く眠れず、うつらうつらの状態で起床。風呂に入る気も起らず(昨日入ったけど)、下船ぎりぎりまでプラプラしておりました。
下船後、脱兎のごとく(好きな表現。。。)移動。とりあえず、ブログを更新するために、モーニングやっている店を見つけることに。
はい、モスです。
とりあえず、今日の計画はこう。
行橋まで、混んでても下道自走- - 国道496号 - 国道212号 - 県道28号 - 国道 387号 - 国道210号 - 水分峠 - やまなみハイウェイ 後は、成り行き。
今回のブログ、一言申しますと、「言葉や写真では表現できない」んです。実際、現場に行ってみないと感動は分かりませんよ。
さてさて、行橋からの国道496号。それなりに楽しい道があれば、それなりに酷道あり。カーブは多いかな。
496号と500号の分岐地点。 福岡と大分の県境。
カーブ多し。いや多すぎ。
この辺は淡々と進み、212号へ。結構交通量が多い。
県道28号耶馬渓に入る。観光することなく、ひたすら走る。途中、温泉街あり。
どことは言わないが、道の駅みたいなところがあって、気になったのと丁度お昼時だったのでうどんでも食うことに。しかし、結構広い駐車場がありながら、お客がほとんどいない。車をよく見ると、ナンバープレートが無いものがある。入っているように見せかけるダミーなのか?
倒産寸前。
店内ですが、商品棚はありますが、商品が殆どありません。昼飯時なのに、お客は僕ともう一人のライダー。注文のうどんも普通。うーん。こりゃぁ難しいなぁ。
ツーリング途中、他にも堂々と「道の駅」の看板をあげておきながら、跡形もなくなっているところがありました。確かにそこは、「こんなとこ、殆ど車通ってないのに誰が来るねん」てな場所でしたけどね。九州は、あちこちで無計画な建物があるような気がします。
さてさて、県道28号から国道387号-国道210号を通り(交通量多い)、いよいよやまなみハイウェイへ。
やまなみハイウェイ入口
最初は、軽快なワインディング・ロードが続きます。うひょ~。
上りカーブを抜けると、高原道になります。
どうよ、この直線。
山々から、煙のようなものがあちこち見えます。折角なので近づいてみますと・・・。
温泉! しかも熱湯!!!硫黄臭い。
手をかざしただけで、大やけどやろうなぁ・・・。
それにしても、気持ちよすぎる高原道で、ついついスピードが上がってしまいます。
やばすぎる、高原道。
やまなみハイウェイを抜け、どんつきのJR宮地駅へ。
宮地駅
この辺、7月に大水害があったらしく、この駅から大分側は不通になっておりました。
さて、時間も3時になり、そろそろ宿のことを考えなければなりません。そんな時、ぽつぽつと雨が。一気にテンションが下がり、心細くなってきます。「これは、早く決めねば。」 で、地図で暗くなるまでに確実に到着できる場所を模索。宮崎県のとある場所に目が止まる。
「高千穂?なんか聞いたことある場所やなぁ。」
まぁ、僕でも知っているところだから大丈夫だろうと、早速予約。しかし、連休のハイシーズン。なかなか空きがありません。「うーん、諦めて都会のビジネスホテル行くしかないかなー」 しかし、折角なので旅館に泊まりたい。 電話かけまくってると、1件引っかかりました。
1号「今日なんですけど、1名空きがありますか?」
旅館「はい、ちょっと調べます・・・。あ、1部屋だけ空きがございます。ございますが、ハンディキャップルームのご提供になります。」
1号「なんですか、それ」
旅館「はい。お体の不自由な方のお部屋になっております。」
1号「僕、普通に健康なんですけど、いいんですか?」
旅館「はい、大丈夫です。料金は2食付きで、12,600円になります。」
1号「じゃぁ、それでお願いします。」
泊まるところが、確保できました。後は、食事の場合は6時にチェックインしてくれとの事なので、それまで走りまくることに。
とりあえず、時間の許す限り、国道265号を南下。 この道路、やまなみハイウェイ以上かもしれません!しかし、それにしてもアチコチ土砂崩れの跡があり、ぐちゃぐちゃのガードレールなんかが所々に放置されております。相当ひどかったんやなぁ。 それにしても、道は素晴らしく、景色も最高!
牛の放牧
阿蘇の山
325号分岐地点。ここで高千穂につながる1つ目の道。まだまだ時間はある。そのまま265号を南下。いい道が続く。
国道218号分岐。雨がさーっと降ってきた。天気予報、完全に外したな・・・。左折直進すると高千穂に通じる道。しかし、まだ1時間半ほど残ってます。雨を考慮して、そのまま高千穂に行くか、まだ218号を南下するか。南下すると、時間やばいかも。どうする。
どうするって、もちろんGoやろ!道も奇麗し、このままこんな道やったら問題ナッシングやで。
このままこんな道やったら・・・。って、ぎゃー。スーパー酷道!265号から317号に入る。この道は、工事が中途半端で酷道と国道のギャップがひどすぎます。 そして、国道317号から国道503号に入ります。500番台の国道は九州と沖縄にしかありません。さすが500番台、数字に恥じない酷道っぷりです。
酷道~
飯干峠 他に車やバイクは皆無
西南戦争で西郷隆盛が逃げる途中で通ったという
観光名所としてはなんとも中途半端な石碑
景色は最高!うねうね道が見て取れる。
上写真撮る時に、バイクのスタンドが甘く、バイクが勝手に動き出した!
やばいそ!!!!
あ~~~~
耐える、耐えるんだ!
うぉぉぉぉーーーー。
ここは火事場の糞力。45度いや60度ぐらいかの角度で何とか耐え、復帰。ふー危ない危ない。
酷道のおかげで、時間を大量消費。ダッシュで宿泊先に向かうことに。 途中、「高千穂」の名前を思いだした。
「高千穂バロース」 なにそれ。昔日本にあった、コンピュータの会社。今回の「高千穂」とは全く関係なし。じゃぁ、これから行く高千穂って、知名度は? マイナーな町? ネットで調べると、 「日本の秘境100選」 だそう。
国民宿舎 ホテル高千穂
国民宿舎だけあって、外れなし。逆に期待外れ???
体の不自由な方用なので、広い。車いす対応。
ベッドは完全リクライニング。意外とええわ~。
料理の数々。贅沢すぎるわ。
飲み物メニュー、なんか、気づきません?
飲み物メニューを見ると、さすが九州。焼酎の値段が他のものと比べて安すぎます。店員さんに、1号「焼酎って銘柄は何?やっぱり、くろうま?」
店員「裏見てください」
おおー、いっぱいあるやん。
焼酎1合って、結構ありますよ。5杯飲んでも1,575円。でも、5杯っていったら、900cc。疲れた1号では、飲めないや。
結局、3合で一服。売店で1合買って部屋で飲むことに。そしたら売店の店員さんが、部屋まで氷持ってきてくれました。宮崎の人、やさしいねー。
ところで、観光用に夜神楽なるものをやってるのを店員さんに勧められ、行ってみることに。送迎バスもあるらしいですが、酔っ払いなので歩いて行くことに。
だいぶ、千鳥足。
拝観料500円を払い、中に入ると・・・。
何、この人の多さ。高千穂ってメジャーやん。
言葉は一切ないけど、内容が面白い。
この町、観光にすごく力入れてます。この夜神楽も、泊まりの観光客用に毎日やっているらしく、演出やら演者やら、町ぐるみでやっているようです。最近では都心や海外で出張講演までやっているそうな。客が来ないと嘆いている観光地が多い中、ものすごく頑張ってるなーと感心しました。
終わった後の舞台
建物の前。こう見えてかなり酔ってます。
それにしても、大勢の観光客の中、浴衣で外をうろうろしてたん、僕だけでした。酒パワーって恐ろしい。
Grip 大西さんから電話が。オートポリスに名前を伝えたら中に入れるようにしてくれました。ありがとう、大西さん。
明日は、オートポリス寄って、長崎の方にでも向かいます。ではでは。