2010年9月21日火曜日

テスト登山 (中蒜山 1122m)

連休利用して家族登山のトレーニングと称して、中蒜山に登って来ました。

ベース基地は盆休みに行ったキャンプ場に3号家族と一緒にテントを張って活動拠点とします。
また、キャンプの写真は3号が撮っていたので3号のレポートを待ちましょう!

さて登山ですが・・・
計画する事約5年。
金剛山に始まり、目標はテントを担いで北岳登頂!
北岳を家族でテントを担いで登るとなると全員が何らかの荷物を担ぐ事になります。
子供はまだ小さいのでせいぜい3k程度?
となると殆どを僕と嫁さんが担ぐ事になるので、まずは僕から10k以上の荷物を担いで、直登するという中蒜山に挑戦して、自分の体力や道具の選択眼を養ってみようというテスト登山です。

中蒜山は金剛山とほぼ同じ標高ですが、縦走路に出るまで直登するので、金剛山の楽しく快適なハイキングコースとは比較にならない非常に厳しい登山となるようです。
ハイキングと違って、鎖やロープ場がある登山の経験は子供達は初めて。
僕も自らこんな登山に行くのは初めて。

バックパックはThe NorthFaceのSPIRE 40を選択。
中には家族分のレインウエアや着替えなど一式に重し(ステラリッジ4の重さに見立てて)の2Lの水、インフレータマット、お茶のペットボトル1.5L、0.5Lの水を入れたペットボトル4本、持ってる中で一番重いバーナーとガス2本、重たいヤカン1個、カップやコーヒー4個分、クッキーや速エネの菓子類に食料代わりの笹餅などなどでバックパックは10k以上の重さにして登頂開始! あまりの荷物の重さに、不安が一杯です。
しかし、本当にダメだと思ったら、おもりの殆どは水なので捨てれば5.5kgは軽くなるので何とかなるでしょう!
もちろん基本に基づいて、重たいモノはなるべく上にした事は言うまでも有りません。
しかし、今のバックパックは凄いですね~
特にノースフェイスのバックのフレームは良く出来ていて、嫁さん用のMサイズでもフレームの調整で身長180cmの僕でも背中にピッタリフィット出来ますし、殆どの荷重を腰に掛けれるので肩は全く重さを感じません。
背骨にも重さを感じないので背中の荷物の存在をほとんど感じないのです。
途中の休憩で腰のベルト外した瞬間にあまりの重さによろける位です。


靴は5年ほど前に購入したモンベルのアルパインクルーザー2500
ストックは23年前に使っていたスキー用で、当時スキーのスタイルで目標にしていた海和俊宏モデルです。
当時このストックは物凄く高かった記憶があるのですが、23年経って今度は山で使えば十分過ぎる位元取ってますよね(笑)
十分軽いし、先端はセラミクスで未だに欠けもありません。
木の根だけはついて傷つけないように気を付けて使います。

さて、登頂開始です!







2合目までは僕の肩ほどの高さまで伸びたクマ笹のブッシュをかき分けて行くような行程です。
もちろん子供達は笹の中(笑)
怖がるかなと思ったら結構頑張って掻き分けてきます。
5合目に祠があるのでそこまで一気に行こうと嫁さんと話していたのですが、途中の沢渡りや木の根を踏みしめて登って行くのに、子供にとっては腰の高さ以上の段差が続き、登山と言うより壁を登っているかのような状況にペースが上がりません。


険しい所は余裕なくて写真無し(爆)

まぁ時間は十分あるので慌てずゆっくりと一歩一歩登って行きます。
途中、あまりの厳しさにばてている人や、逆に健脚の登山者に道を譲りながらも登って行きます。

噴き出す汗、切れる息に辛いながらも止めようとか引き返そうという気持ちは全く思いませんでした。
本当に足場が悪く、つるつる滑る粘土質の土に一歩一歩が高い段差。
でも、アドレナリンが出ているのか物凄い気持ち良い!




子供達も祠までは文句タラタラで来たのですが、5合目超えて少しなだらかな行程過ぎた6合目辺りからのロープや鎖場辺りでは、僕と嫁さん置いてガンガン登って行きます。


途中年配の方に、中蒜コースは危ないから降りるときは上蒜山から降りた方が良いよと言われた意味がよく分かるほどの傾斜です。

後で子供に聞くと、子供もアドレナリン出てたんでしょう。全然しんどくなくて、気持ちよかったと(笑)

9合目の鎖場を超えてやっと視界が広がると避難小屋とともに山頂が見えてきました!


子供と一緒にヤッター!もうちょっと!!

しかし、さすがに足が上がりません。
辛い!!でももうちょっと!!!

何とか頑張って山頂です。
登り2時間15分






いやー我ながら頑張りました。
持ってきたヤカンで湯を沸かしコーヒーを嫁さんと飲みます。
旨い!旨すぎるぞ~~~!!!
キャンプ場が本当に小さく見えます。

普段から車か自転車しか使わない僕が多分一番驚いています。
人間って歩けばこんなに遠い所までこれんなんなぁ~と思いながら、そよそよと吹く山頂の風にクールダウンしてもらってると、何だか色々とこみ上げてきます。

次はもっと高い所を目指してみようと思います。
きっと違う気持ちが出てくるんでしょうね~

さて、下山です。
子供も僕もドロドロになりながら下山です。






何度もツルツル滑る粘土質の斜面に苦労しながら息子とペースを合わせて降りて行きます。

しかーし、ここで嫁さんは片手に子供のストック一本、片手にコンビニの袋を手に掛けてヒョイヒョイと降りて行きます。
さすが高知の山奥で育ったこの人、参りました・・・
真似できません。
聞くと、高知のお婆ちゃんの家に行くのにこんな感じの斜面を登って行ってたらしい。
降りても服に泥一つ着いていません(笑)




降りるのに休憩入れて1時半ちょっとかな?

荷物の重さもこの程度なら全然大丈夫でした。
まぁ、普通の登山路ならもっと重くても行けそうです。

無事全員怪我も無く無事に降りて、塩釜冷泉の茶屋でソフトクリーム氷を食べて完了です!





子供もこのアイス、今までで一番美味しい!と言っていました。
まずは北岳に向けて第一歩です!

1 件のコメント:

  1. 2号ありがとう!

    最高の休日を過しました

    仕事を忘れ、美味しい料理と快適な空間を提供してもらって、感謝感謝です。

    是非、また行きましょう!

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