洋食キッチンカロリー まじ旨し！

昨晩はＧＴＲのエンジン始動慣らしも順調で、早々に晩飯に。

3号に電話して徹平で焼き鳥でも食おう！と待ち合わせしたものの、定休日・・・

じゃぁ近大前のキッチンカロリー行こうと言う事で40代のおっさん二人、チャリンコ立ち漕ぎで全力疾走！（恥）

店の前で後輪ロックさせて軽くドリフト気味に颯爽とチャリンコ止める姿は小学生からまったくもって変わっていない。


そう、このお店は僕が生まれる一年前に出来て、2号が子供の頃仕事が忙しかったオカンにあそこで食べといで！と言われ足繁く通った洋食屋である。

数年前まで僕はお店の女将さんにちゃん付けで呼ばれて、流石に”おばちゃん、おれもう30歳超えてるから・・・”というと、”のりちゃんはほんまに変わらんね～”などと言われ、会話が近大前と同じく一方通行だったのを思い出す。

このお店で毎回メニューを見ながら散々苦悩の末注文するのが、ドライカレーとトマトスープ。




ここ数年冬の間に出されるカキフライ意外この組み合わせを外した事が無い。

ドライカレーの肉はカリッと炒め上げられ、玉ねぎの食感は残しつつも、カレーパウダーと塩加減が絶妙で、未だにこのお店を超えるドライカレーに出会った事が無いくらいに旨い！

さて、そんな洋食屋だが、このお店の歴史は古く、大将からは色々な話を聞けるのが楽しい。

前回も卵の話になって、なんと昭和30年代の卵は今の時価にすると1個500円相当だったそうな。
で、そんな高価な卵で作るオムレツはそれはそれは大そうな御馳走で、中々庶民は食べれなかったそう。
そこで、少しの卵でオムレツのようなモノが食べたいと願った庶民の夢を叶えたのが、オムライスらしいです。
タマゴ1個でご飯を巻く。
薄く薄く、表面にはこんがりきつね色に色付いた卵で巻かれたオムライスは中身がケチャップライスであろうと、当時の子供たちには大そうな御馳走だったのでしょう。
今風のトロッと卵が崩れるように覆いかぶさるオムライスはオムライスじゃないとお聞きしました。

そんな話を3号と二人で聞いたにも関わらず、昨晩はまたドライカレーに3号はチキンソテー・・・
おいおい、あれほど感心して話聞いてたのに、それかい！といった突っ込みは置いといて、このお店のもう一つの僕の大好物　トマトスープ。

このスープ、どこの洋食屋でも味わったことの無いトマトスープです。
ブイヨンの香りの中にトマトの香り。口に入れるとパセリの匂いが広がり、ざっくり割られたリッツクラッカーの塩の感じが伝わる。
まじ旨しです。

もう、かれこれ30年以上通っている下町洋食食堂ですが、実はこのお店には僕的に幻のメニューが有ります。

それは、サーロインステーキセットＢです
お値段は3500円。

このお店の鉄板系定食の平均的な価格は700円


キーンと冷えたキリンラガービール大瓶500円のお店です。

食事で1000円超えると動けなくなるほどのボリュームで出てくるお店でステーキセットは夢のメニューなのです。
実際食べているお客さんを見た事がありません。

で、3号とその話をしてたら、大将が　うちも一応洋食屋　ステーキは絶対外されへんもんやから載せてるんですわ。　その辺のステーキには絶対負けへん質と量で出すよ！　との事。

これは食べない事は無い話！
このお店に通い出して多分35年目にして初めて食べることになりそうです！！

近々にキッチンカロリー　幻のメニュー　サーロインステーキセットＢ！のレポートは間もなく！