日曜日の晩に、学生時代の陸上部の友人で、紀伊勝浦に住む清水工務店の息子、S氏から電話がありました。
http://www.sh-koum.com/
S「いま何してるん?」
1「事務所で仕事してるけど。」
S「長尾(同じく陸上部)が家族と勝浦に来たで。」
1「ほんまに~、あいつ結婚早かったから子供も大きなってるんやろなぁ。」
S「小学校6年やって。」
1「ところで、大阪に出てこうへんの?」
S「月1回ていどやけど忙しくって・・・」
1「飲みにいこうや。何ならそっちいこうか~」
S「ええけど、いつ」
1「そうやなぁ、明日なんかどう?」
S「え、明日!?」
1「そうやぁ、仕事終わってからやからちょっと遅なるけど。」
S「9時過ぎたら店閉まる!」
1「田舎やな~、じゃぁ8時な、かなり厳しいけど・・・。」
てなやり取りがありまして、2日月曜日、仕事をちゃっちゃと済ませて早い目に出かけようと思ったんですが、結局5時出発となりました。約束の時間まで3時間。
行きのルートはとりあえず時間が無いので、南阪奈の葛城ICで降り、一般道、国道309号、奈良県道20号線、国道168号、そこから新宮までひた走り、国道42号で到着です。
国道168号、大塔の道の駅。天文台があります。
http://www.ootou.jp/
国道168号、十津川温泉の看板。日が暮れました・・・。
ところで、先日ライトをHIDに変えましたが、こういう山の中ではとてつもなく明るく、リフレクターや看板の反射がまぶしいぐらいです。
8時を少し過ぎましたが、何とか紀伊勝浦に到着。海の町ですが、焼肉を食べに行くことに。
ガラーンとしているメインストリート。那智黒の看板が雰囲気を醸し出しております。
浜田省吾のMoneyの出だしが頭をよぎります。
「この町のメインストリート、わずか数百メートル。寂れた映画館とバーが5,6軒~」
え、バー一軒しかないって、映画館潰れたって・・・!?数百メートルも無いって???
とりあえず、たらふく飲んで食って友人の家で寝ました。
そして翌日。食道を異物が行ったり来たりしていたので、近所の「ゆりの山温泉」で酔いを醒ますことに。
入口。清水工務店の息子、S氏。
http://onsenoyazi.blog81.fc2.com/blog-entry-241.html
温泉は販売されております。これでコーヒーを入れるとおいしいそうですが、飲んだら硫黄の香りで不味かった。
温泉を出た後、S氏に地元でおいしい店を紹介をしてもらって、家を出発。
喫茶とお食事「なわ」。なんや、ツーリンガーが集っているではありませんか。
http://www.kumanogenki.com/oisiimon2005/nawa/index.html
刺身定食1,500円。さすが、マグロの町だけあります。
さてさて、帰りの道順ですが、どうも怪しい天気の中でしたが、折角なので思いっきり山道経由で帰ろうという計画です。
国道42号線、和歌山県道43号線、和歌山県道45号線、和歌山県道44号線、林道谷口皆瀬川線、国道168号線、国道425号線、国道371号線(高野龍神スカイライン)、国道480号線、国道24号線、和歌山県道62号線、熊取の自宅、阪和道、近畿道というルートです。
(地図は大体の場所です)
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おお、田舎道でええ感じやん!
いい感じ?
ぎょえ~、やっぱり険道ぉ~。
こんなところに郵便ポストが! きっとこれは仙人の為のポストに違いない。
遭難する・・・。
ナビの表示、目的地を林道分岐まで設定。まだ23kmもある・・・。
こんな道が延々と続く。
落ちたら死ぬ。
景色は壮大!
ようやっと、道がよくなった。小口というところ。
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さてさて、県道44号線をそれて、林道を走ります。どんどん登っていきます。心細くなります。
ここで、妙な場所を発見!
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なんだこの石畳は?
なにやら、立て札が。
世界遺産熊野古道中辺路(小雲取越)
http://www.wakayama-kanko.or.jp/walk/pdf/24.pdf
どうやら、地図中の「林道交差」という場所らしい。
和歌山、奈良、三重をツーリングしていると、よく「世界遺産・熊野古道」の看板を目にします。どうせバイクで入れないからと全く無視しておりましたが、調べてみると結構広範囲で、林道なんかで途中の古道にエスケープできたりするんですね。知らなんだ。
熊野古道をちょっと散策。
急な上り。
古道に「非常電話」が。しかも衛星電話。
いい感じの山道。ハイキングしたいわぁ。
気がつけば、ハイカーたちが休憩してました。
熊野古道を離れ、林道を下ることに。
やっぱり、落ちたら死ぬ。
国道168号に合流し、国道425号へ。
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国道425号は、「日本三大酷道」の1つで、特に十津川・龍神間は難所です。天気がいよいよ怪しくなっておりましたが、もちろんGoであります!
この道は、写真では伝わらない「恐怖」があります。ところどころに落石があるのはもちろん、グネグネ、細い、起伏が激しく、ガードレールが無く、落ちたら死ぬ、と満載です。
超有名な「牛廻越」に到着。
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あの赤い看板は・・・。
転落事故多発。転落したないわぁ。
ここで大問題。雨が降ってきた!仕方ないのでカッパ着て、電子機器はビニール袋の中へ。もちろん、デジカメ撮影も中止です。
雨の酷道は、まぁ危ないこと! 途中で前輪が「ちゅるん」とすべり、カッキーンとなりました。ここでこけたら死ぬかもしれない・・・。ゆっくりゆっくり、時間をかけて走ります。
酷道から371号線へと入り、高野龍神スカイラインへ。
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ごまざんスカイタワー。人少ない。
景色が白っぽいのは、黄砂の影響です。
こんな感じの道です。雨なのに、ツーリンガーが頑張って走ってます。
高野山。やっぱり雨。
熊取の家。久しぶりやわぁ。
そして、小阪に到着。
黄砂混じりの雨で、ヘルメットはドロドロ。
もちろん、カウルもドロドロ。
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