2号のバイク遍歴 オフロードバイク編

僕がバイクの免許を取ったのは高校1年の夏休み。

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当時、バイクブームの走りで雑誌は分厚いオートバイ誌に始まり本屋に行けば色々なバイク雑誌が並び、同時にスズキのガンマが火付け役でレーサーレプリカブームが始まりかけた頃でした。
さらに深夜には暴走族が走り回り、ハイパワー2STブームの中カワサキZ400系のの排気音は憧れでのちに出るCBR400のREVサウンドは最高でした。

そんな中、巷の高校はバイクの免許を取らせない3ない運動とかが盛んで、そのおかげで大阪では免許が取れず、奈良まで行って中免を取りに行きました。
免許を手にしたら今度はバイクです。
現金握りしめ、大阪のバイク通りにあるヤングオートに行きました。
そこにあったZ400GPを買おうと当時そこの店員だった森本さんにこのバイク下さいというと・・・・

森：ん？このバイク？　これ高いよ。
僕：いくらですか？
森：ん～40万は超えるね～
僕：ん～～～～
森：免許は何時とったん？
僕：先週です！
森：それやったらこのバイクはやめとき！最初はそうやなぁ～・・・　あ！あのバイクで乗りなれてからオンにしたら？

僕：え！どれ？

森：それそれ、そこの赤いやつ


僕：え”！（軽くフリーズ）



僕：オフ車は嫌やなぁ～

森：あれやったら新車の10万引き出来るで！

僕：速いんですか？

森：そら速いよ！　でも、それ以上にオフ車は面白いで！　あ、これ買ってくれたらコースとかも紹介してあげるからレースにも出てみたら？

なんてやり取りの末、僕の手元にはあこがれのZ400GPではなく、ピンクナンバーのRA125が届き早速河川敷に行くと・・・

お！すご～い！！
結構速いなぁ～
コーナーでパワーかけると・・・

プワァ～～ン　グァッシャーン！

いきなり新車の走行５０ｋのバイクをこかしてしまいクラッチレバーがポッキリ折れてしまい、膝は擦りむき腕も痛くて半泣きになりながら何とか森本さんのもとへ・・・

森：なんやもうこけたんか？
僕：はい、こけちゃいました。なんかハンドルも歪んでるしレバーも折れて治りますか？お金もだいぶ掛りますかね？
森：ハハハハハ！大丈夫大丈夫、これくらい何ぼでも治るで！レバーはスズキの場合ほとんど共通やから中古何本かあげるわ！

といってレバー左右を3本づつほど貰って、タダで直してもらいました。

その時にプロテクターなどを買ってコースに行くよう言われ、そこから僕のオフロードコース（生駒の上にあるタイチのコース）通いが始まるのです。

月日は流れ、プロダクションで何度か2位に入れるようになるともっとパワーが欲しくてスズキのRH250に乗り換えました。
これまたスズキカラーと違う赤です。


実は、このバイクもCBR400Fを買いに行ってなぜかRHになったという経緯もあります。（爆）
RHはちょっと改造しただけで物凄く速く、当時このバイクにオンのタイヤを履かせて学校も行かずに信貴スカに行くとKR250やMVX250程度なら楽勝で勝てました。
ただ、モトクロスコースで走るとリヤサスがすぐに底突きして、何度も足首を痛めたものです。
その頃、マウンテンライダーズというモトクロスチームの方にホンダのCR125と250に乗せてもらったのですが、市販車とレーサーの性能の差にビックリしました。
それまで、ウォッシュボードは小さなジャンプとみなして走っていたのが、タダのギャップの様でアクセル開けたまま走りきれるし、何よりマシンが軽い！
もう、市販車の半分くらいの感覚。
チャリンコを振り回してる感じに近いことに驚きました。

しかし、当時の僕は高校生、トランスポーターも無く、ナンバーの無いレーサーは運ぶ手段が無くて無理です。

その後、滋賀の方でエンデューロがあるというのでそのマウンテンライダーズの知り合いと出ることになりました。
マシンはCR125
コースを試走すると本当に疲れません。
で、耐久レースが始まると結構上位を走っています。
気を良くして僕も走っているとナンバー付きのマシンに何台か抜かれました。

結果は確か70台中15位位だったと思うのですが、上位5台はナンバー付きのクラスで、そのマシンがオーストリア製のKTMというマシンだったのです。

モトクロッサーにナンバー付けたようなマシンと例えられましたが、本当にサスペンションも良さそうで、早速乗り換えを考えますが、当時の価格は１００万を超えていてとても手が届きません。

しかし、その後日本のメーカーもエンデューロモデルを出しますが当時のKTMの勢力を塗り替えるには中々時間が掛ります。

さらに月日は流れ、最近物凄くKTMが気になるのです。
あの時の憧れ、あの時抜かれた時の衝撃。
一番カッコ良いなぁと感じたのが、滋賀のコースの近くの人だと思うのですが、レースが終わって泥だらけのマシンに後ろに彼女を乗せて走りさるオレンジ色のKTM。なんだかアメリカの光景みたいでした。

やっぱり、こうなったら一度は乗ってみないとだめですよね～



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3号　ごめん　もう僕にはとめれませんでした。。。



来週末以降に届きます。。。